どうも、Doga(@DogadogaTv)です。




ワーホリとしてトロントに来られる方が色々悩まれるのが携帯キャリアでしょう。なぜならほとんどの方が1年~1年半という短期間で帰られるからです。

短期間なので電話とSMSさえ使えればよいという人から、多少はインターネットを使いたいという人まで、その人の目的によって最適なプランはさまざまです。

また限られた貯金で来られている方がほとんどのはずですので、携帯代にかける出費もできる限り抑えたいという人も多いはず。

そこで今回はよくトロントで「格安キャリア」とも呼ばれる3大キャリア、Chatr、Freedom Mobile、Public Mobileについて、一定の条件を設けた上で比較してみましたのでご紹介です。これからトロントに来られるご予定の方はぜひ参考にしてみてください。(2018/01/27現在の情報)

※一つのキャリアに偏ることなく中立な立場での記述に努めました。

前提条件

まず、比較をする際の利用条件を以下のように統一します。電話/SMSは、最近はどの会社も使い放題が一般的ですので「使い放題」に。データ利用量の選択肢は100MBや500MB、1GBなど各社によってさまざまですが、現時点で3社が共通していた容量が2GBだったので、今回は2GBを基準にしています。

  • 電話/SMS:カナダ国内使い放題
  • データ容量:2GB

上記条件の契約をする前提で以下各社のサービスや料金について比較をしていきたいと思います。

Chatr

Image: Chatr公式HP

まず最初はぼくもお世話になっているChatr。親会社が大手通信会社のRogersで、使っている周波数もカナダでは一般的なB2(1900MHz)、B5(850MHz)ですので、SIMフリーであれば対応しているスマホのモデルは多いです。

先程の前提条件に則った最安プランは以下の45ドル/2GBです。

Image: Chatr公式HP

メリット

  • Rogersの回線のおかげで電波は比較的安定している
  • カナダ国内で買ったSIMフリーのスマホであればほぼ使える

電波の安定に関しては個人差や端末差もありますが、私の場合、電話が話している途中に切れるといった経験はありません。

また、SIMフリーのスマホは850/1900MHz(UMTS/W-CDMA)をカバーしているのが一般的ですので、カナダで格安のSIMフリースマホを購入しても使える可能性は大変高いですよ。

デメリット

  • 通信規格が3Gのみ
  • カバーエリアが都市部に限られる

Chatrは使っている通信規格が最近では一般的な4G/LTEではなく、3Gであるということは注意が必要です。つまり、インターネットの回線速度は決して早くありません。

ぼくが測った速度だと平均して3Mbpsといった感じ。ただ、普段利用していて決して困ったことはありませんし、SpotifyやYouTubeの再生も問題なく可能です。

もう一点はカバーエリアの狭さです。写真を見ていただいて分かるとおり、カバーエリアがかなり局所的なのです。オレンジの部分がChatrのこの料金プランで使えるエリアです。

Image: Chatr公式HP

薄い紫のエリアは電話とSMSのみのプランを使う人向けなので、データを含めたプランの場合は、このエリアにいくとローミングをして別途追加料金を支払わなければ使えません。

そのため実質使える都市はトロント(GTA)、オタワ、カルガリー、エドモントン、バンクーバー、モントリオール、ノバスコシア、ウィニペグ、ヴィクトリア、ケロウナ…etcと限定的な都市での利用に限られます。

まぁぼくのようにトロントの利用に限る方であれば問題ないかもしれませんね。



Freedom Mobile

Image: Freedom Mobile

続いてはFreedom Mobile(旧:WIND)です。Freedom Mobileはトロントで急成長してきている企業の一つです。かなり大きなデータプランを格安で提供しているのが特徴で、最近は他の大手キャリアが目を置いているキャリアなのです。

電波回線は独自のものを使っており、使える周波数はB4(1700/2100 MHz AWS 1)、B7(2500 MHz)、B66(1700/2100 MHz AWS 3)。料金プランは大変豊富で50ドル/5GBなんてプランもあったりしますが、先程の前提条件に則った最安プランだと以下の40ドル/2GBです。

Image: Freedom Mobile

メリット

  • この値段で4G/LTEに対応している
  • プロモーションが多い
  • 大きなデータ容量で格安のプランも多い
  • 最新のスマホモデルも取り扱っている

40ドル/2GBにもかかわらず4G/LTEに対応しているという点は魅力的です。正しくは、現在進行形で4G/LTEに対応させようとしていると言った方が正しいかもしれません。

もともと3Gにしか対応していなかったんですが、2017年11月からエリアごとに段階的に4G/LTEへ対応させており、2018年の春にはトロントを含む、ほとんどの主要都市で対応が完了するスケジュールとなっています。

また、このキャリアはかなり頻繁にプロモーションを打っています。たとえば、時期によってはボーナスで追加データ(ex. 2GB)が数ヶ月間無料でついてきたりと、結構太っ腹なプロモーションを打っていることが特徴です。料金プランも60ドル/10GBという、カナダではあり得ないくらいお得なプランも用意されています。

さらに、2017年からiPhoneやGoogleのフラグシップスマホをはじめとする、最新のモデルも取り扱うようになりました。条件によっては割引を受ける契約を組むこともできるので、これは最新の他の格安キャリアにはない魅力と言えます。

デメリット

  • 回線が多少不安定なことも
  • カバーエリアが都市部に限られる
  • カナダ国内で買ったSIMフリースマホが使えないことも

実はFreedom Mobileは、旧WINDの頃から「電波がつながりにくい」と言われ続けていて有名です。Freedom Mobileになり、設備投資によりお金をかけるようになってからだいぶ改善したとも聞きます。

しかし、それでも使っている周波数はどれも高い周波数のみです。一般的には850MHzのような1GHz(1000MHz)未満の回線と合わせるキャリアが多いのですが、Freedom Mobileは全部1GHz以上の周波数帯を使っています。高い周波数だと速度は早くても、物理的に壁を通過しずらいため、建物内だとやはり回線が弱くなることで知られています。

そのため、やはりほか2社と比べれば電波の安定度は今のところ低いと言わざるを得ませんね。ただ屋外であれば問題なく使え、4G/LTEが通るエリアであればかなり快適な通信速度が出るはずです。

次にカバーエリアに関しては、Chatrよりも狭く、局所的です。使える都市はトロント(GTA)、オタワ、バンクーバー、カルガリー、エドモントンのみです。

Image: Freedom Mobile

最後に一番厄介なのが、Freedom MobileはAWSという特殊な通信規格を採用しているため、日本から持ってきたSIMフリー端末が使えないだけでなく、カナダ国内で買った端末でも使えない可能性が高いということです。

カバー帯域の広い最近のiPhone(iPhone 6以降が無難)であれば日本のものも含め、使えるケースは多いですが、Androidスマホだとかなり厳しいと思います。そのため、Freedom Mobileを利用しようと思っている方は、現地に着いてからFreedom Mobile対応の端末を購入されることをお勧めします。

Public Mobile

最後にPublic Mobileです。ほか2社と違い、30日ごとの契約と、90日ごとの契約の2つが用意されています。最大手のTelusというキャリアの通信回線を使っています。

Public Mobileのサイトでは使っている周波数を明示していませんが、割り当てられている周波数帯もTelusと同じということであれば、B2(1900 MHz)、B4(1700/2100 MHz AWS 1)、B5(850 MHz)、B7(2600MHz)、B12-13-17-29(700MHz)となります。

こちらからIMEIナンバーを使って自分のスマホの対応可否を確認できるので、心配であれば念のため確認することをオススメします。

なお、自分で必要なサービスを付け足していくような料金プランなので、実際サービスの組み合わせによっては料金が変わってきますが、あえて比較条件(国内電話使い放題/2GB)に合わせたプランだと以下となります。

  • 3G:3+3GB Bonusプラン・・・135ドル/90日(=45ドル/30日
  • 4G/LTE:6GBプラン・・・150ドル/90日(=50ドル/30日

3GだとChatrと同じ値段で、4G/LTEだとFreedom Mobileより割高感がありますね。

メリット

  • 90日単位でデータのやり繰りができる
  • カバーエリアと回線の安定度がTelusなみ
  • カナダ国内で買ったSIMフリーのスマホであればほぼ使える

まず、この90日単位という特殊な契約方法なので、データ利用量をうまくやりくりすることで、ほか2社にはない使い方ができます。たとえば、1ヶ月間スマホを使う機会がないという人は、1ヶ月間データを節約して残りの2ヶ月に残しておくことができたり。

また、カバーエリアはTelusと同じエリアを使えるため、局所的ではなく、かなり広いカバーエリアを持っています。電波の安定度もTelusなみの良さを持っています。

Image: Public Mobile

ほか2社のカバーエリアが一部の都市に限っていたのに対し、およそカナダで人が住んでいるエリアはほぼどこでも使えるというのはかなり魅力的ですね。

Image: Public Mobile

デメリット

  • 90日プランにすると、契約終了タイミングによっては損することも

90日契約の方が安いプランを組めるんですが、日本への帰国タイミングによっては90日を丸々使い切らないケースもありますよね?それでも一律90日分の請求なので、人によっては損する可能性も出てくるのが要注意です。

まとめ

最後に各社を以下の通りざっとまとめてみました。

キャリア値段対応している端末電波強度/エリア
Chatr
Freedom Mobile
Public Mobile

安さ重視か、電波強度/エリア重視か、もしくはお持ちの端末に合わせるか、人によって好みは分かれると思いますが、トロントにはこれだけたくさん格安キャリアが存在しているのです。

近年格安SIMが注目され始めてはいるものの、まだまだ大手3大キャリアがシェアの多くを占める日本に比べたら、トロントは選択肢の幅が広くて良いですね。

ただし利用できるデータ量、金額、電波のカバーエリアなどにもかなり差があるため、一概にはそのまま日本との比較はできないのが正直なところでしょうか。

本記事が少しでもトロントに来られる方の参考になれば幸いです。以下にカナダの全携帯キャリア一覧(情報は一部古いままです)と特徴もまとめておりますのでそちらもぜひ!

▶︎関連記事:保存版!カナダ携帯キャリアまとめ

参照:
Chatr
Freedom Mobile
Public Mobile
Telus

Doga(@DogadogaTv


“【2018.1.27更新】丸分かり!トロントの格安3大携帯キャリアについて比較してみた” への1件のフィードバック

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