どうも、Doga(@DogadogaTv)です。




ついに行ってきました。Bloor&Yonge station側にある、トロント公共図書館(Toronto Reference Library)

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ここはトロント市内ダウンタウンの中では最も大きく、建物の設備が充実しているということでも定評のある図書館で、実は前々からずっと行きたいと思っていたのです。

 

実は僕、かなり図書館が好きでして、大学受験や院試の時などはよく図書館にこもってひたする勉強していたのを今でもよく覚えています。当時は読書というよりも、集中するためのスペースとして図書館を愛用していましたね。

 

また研究や論文執筆時は、図書館の豊富な文献量を生かしてひたすら読書に耽っていました。図書館には大体、学習用のスペースやデスクが存在しているものでして、そこで借りてきた本を山積みにして自分の城を作って一日過ごすという生活が今となってはとても懐かしいです。

 

ということで今までかなり図書館にお世話になってきました。そして本日は、そんな図書館好きの僕がようやく行けたトロントの中央図書館ことToronto Reference Libraryについてのご紹介です。


95%が参考文献?

実はこの図書館が他と違うのは、貯蔵されている資料の95%(受付の方曰く)が参考用の文献だということです。つまり貯蔵されている資料のほとんどが、一般利用向けではなく、研究や学問、ジャーナリズムで参考とする目的のための資料だということです。

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もちろん「参考文献」という言葉はかなり意味が広いため曖昧ですが、大学の図書館をイメージして頂けると分かりやすいと思います。万人受けするような一般書籍よりも、どちらかといえばガチな学問書が多く並んであるのが大学の図書館ですよね。

 

このトロントのReference Libraryは正にそんな大学の図書館を更に大きくしたようなイメージです。もしくは国立国会図書館のような位置づけでしょうか。(貯蔵量は全く違うと思いますが)

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そのため、もちろん普通の小説や漫画、雑誌も置いてあるのですが、一般的な図書館に比べたら学問書が多い印象を持ちました。

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トロント市内の図書館の規模としてもトップ1番、2番を争うレベルのようです。貯蔵は書籍だけではなく、DVD、CD、新聞、雑誌など、様々なメディアが存在します。また外国語学習者向けの資料も豊富に揃えてありました。学生の方ならかなり重宝するのではないでしょうか。

図書館カード作成はあっという間

図書館カードの作成もあっという間です。成人の方であれば、以下写真の受付でもらえる記入シートと、氏名と住所が書かれたIDを持っていけばその場で5分ほどでカードを作ってもらえます。僕はトロントの現在の住所と氏名が書かれたオンタリオ州の運転免許証で作成しました。

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受付で利用方法についての簡単な説明を受けます。あまりにもあっという間すぎて拍子抜けしましたが、このカードがあればトロント市内のどの図書館でも利用できるようですので、ひとまずこれで安心です。

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eBooksにも対応している便利な図書館

なんとこの図書館、アナログ文献だけではなくeBooksにも対応しており、iPadなどのデジタル端末で無料で文献を借りて読むことができるのです。指定の一般向け電子書籍リーダーアプリをダウンロードし、図書カードIDと図書館の公式サイトを通して利用すれば、いちいち図書館に足を運ばずとも本を借りられるのです。なんとも便利な時代になりましたね。

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おそらくデジタル化されている書籍に限りはあるとは思いますが、結構豊富にあるようでして、僕もこれから自分のiPadで色々試してみます。返却期限になると自動で端末から削除されるそうなので、返却に行く手間も省けて大変便利だと思います。

利用者に合わせた快適なワークスペース(ココ大事!)

最後に僕がこの図書館で個人的に一番気に入った点が、ワークスペースです。読書のためのワークスペースだけではありません。この図書館には学習者、論文執筆者、デザイナー、PC利用者、ミーティング利用者、休憩者など、様々な目的を持つ利用者に合わせたワークスペースが用意されているのです。(一部利用料金がかかります)

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そのため、自分に合う集中できるワークスペースが見つかることは間違いなしです。

 

しかもフロアのあらゆるところにテーブルやデスク、机が設置されているため、手に取った本を持ってそのまますぐに作業に取りかかれます。当然無料のWiFiが飛んでいるため、皆ノートPCを持ち込み各々の作業に没頭しています。




ちなみに普通のプリンターだけでなく、3Dプリンター用のレンタル機械とスペースも設置されてありますよ。(充実しすぎでしょう!笑)

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更にこの図書館本当に建物内の空間デザインが素晴らしく、図書館特有の圧迫感というか閉塞感は全くありません。写真のように、フロアの中心が吹き抜けのようにつながっているおかげか、各フロアもとても広く感じます。

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しかも建物内にはカフェが併設されているため、コーヒーで息抜きをしたい時も助かります。正直これだけ快適であれば、ワークスペースという観点から見れば「わざわざお金を払ってまで一般のコワーキングスペースを使う必要もないのでは?」と思ってしまうくらいに充実しています。一部利用にはお金がかかる設備もありますが、学生の方やフリーランスで仕事をされている方などには絶対にお勧めできる施設だと思います。


以上、簡単ではありましたがToronto Reference Libraryのご紹介でした。僕は自宅からもかなり近いので、週末はカフェではなく図書館で作業をすることに決めました。これだけ充実していれば、図書館の方がカフェより圧倒的に作業がはかどると思うからです。

 

自分ごとではありますが、ひたすら図書館にこもって作業をする「あの充実した感じ」を思い出させてくれる、そんな素敵な図書館でした。基本的には無料ですので、ぜひ皆様も利用されてみてはいかがでしょうか!

Toronto Public Reference Library
789 Yonge St, Toronto, ON M4W 2G8

 

Doga

 

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「レベル高すぎワロタ…トロント公共図書館(Reference Library)」への3件のフィードバック

  1. この図書館、私も資格試験の際によくこもりました。階によってwifiの電波の届きが良かったり悪かったりするのが難点ですが、良い設備ですよね。
    4階(だったかな?)に多言語での蔵書コーナーがあって、日本語コーナーもあり、日本語の小説などが結構たくさん置いてあるので、時々息抜きに読んでおりました。英語学習に疲れたらぜひどうぞ。

    1. かりんこさん

      そうだったんですね‼︎ホント良い設備ですよね。居心地が良すぎて最高でした。

      僕も日本語のコーナーを確認しましたが、確かに村上 春樹などの有名どころはチラホラあるみたいですね。

      eBooks含めて色々試してみます!

  2. 4月から語学留学でトロントに向かいます。
    素敵な図書館があるだけでモチベーションかなり上がります。通学後、通学前に行ってみたいです。すでに、その図書館を中心にルームシェアなどの生活を考えようと思えてきました、笑。
    楽しみです。

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