「バカホリ」とワーホリが揶揄されている理由について考えてみた


どうも、カナダで絶賛ワーホリ中のDoga(@DogadogaTv)です。




タイトルの通り、ワーホリで海外に行く人のことをよく「バカホリ」と揶揄されているのを見たり、聞いたりしたことある人多くないでしょうか。

特に現地の日系の掲示板や2ちゃんなどの書き込みではそういう言葉をよく目にします。要はワーキングホリデーに行く若者を馬鹿にしているわけです。

ちなみにこんな僕も昔は正直「ワーホリ」=「英語勉強しにいって結局遊んで帰ってくるだけの休暇みたいなもの」と、ざっくりネガティブなイメージを持っていたのが正直なところです。1年間も空白の時間ができてしまうことはキャリア上ネガティブでしかないと思っていたのでしょうね。

ただ、なぜ「ワーホリ」はそんなにネガティブなイメージを纏うようになってしまったのでしょうか。

定義的にはワーキングホリデー=「Working Holiday」=「働く 休暇」だと思いますので、直訳すると僕の当初の休暇というイメージはあながち間違いではないようですね。

実際にこちらで出会う日本人の方でも「日本での仕事に疲れたから英語の勉強も兼ねて少し、ね・・・。」という多少の後ろめたさを持った状態で来られた方を見かけることもあります。バケーション感覚です。

一方学生の方は「休学をすることになりますが、英語力を伸ばして将来の就職活動に役立てるんです!」と意気込んで来られている方も多い。英語力の成長結果はどうであれ、まぁこちらはチャレンジ感覚。

 

ちなみに先に述べときますが、僕は正直どちらも興味ありません

それぞれの人生、それぞれの目的で生きているので、どんなバックグラウンドで渡航を決心しようがその人の勝手ですし、責任もその人が負うことになるのですから。

ただ今回は前述した通り、なぜ「ワーホリ」がネガティブなイメージを持つようになったのか、その由縁について考えてみたいと思います。これには興味があります。

何故なら僕もトロントで日本人の方から今の滞在ビザを聞かれ「ワーホリです」と答える時、自分自身も若干相手の表情を伺ってしまうから。ワーホリに対して良いイメージを持っていない人が多いのも知っているから。

同じようにワーホリに対して色々思うところがある方はぜひ読んでみてください。それではどうぞ!

 

そもそもワーホリの定義って何よ?

ワーホリは「Working Holiday」の略だということは前述しましたが、果たして「ワーキングホリデー」とは?本当に「働く 休暇」?こういう時はまず定義からしっかり調べておきましょう。はい、おなじみ電子辞書の「広辞苑」登場です。

ワーキングホリデー・・・就業許可付きの海外休暇旅行。青少年に限り、訪問国で働きながら旅行することを認める制度。日本では1980年にオーストラリアとの間で始まった。(電子辞書 広辞苑より)

やはりワーキングホリデーはあくまで就業可能な「休暇旅行」であると定義しておりますね。ではワーキングホリデーの目的・趣旨とは何でしょう?そこで日本の外務省のサイトに記載がありましたので引用してみます。

各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。(外務省公式HPより:ワーキングホリデー制度

これを読むと、ワーキングホリデーが単なる休暇ではなく、青少年の「二国・地域間の相互理解を深めること」を趣旨としていることが分かりますね。異文化理解が目的にあるというわけです。

 

ワーホリ滞在中何しているの?

大義名分は分かりました。そして現地で観光もできて、就学もできて、かつ働くこともできるということも分かりました。でも、実際のところ皆何をしているのでしょうか?

最近増えている海外フリーランスの方や、現地の仕事に繋げることを目的にワーホリを使う方はいると思いますが、多くはワーホリで現地の学校に通って言語を学ぶことを主軸に置いている方がほとんどだと思います。

現地の言葉を話せないと、現地で様々な経験を積みたいと思っても積めなくなってしまうのでそりゃそうですね。もしくは現地で日本人と仲良くなり、日常会話は気心知れた日本語を使いながら、学校で勉強もしながら、それなりに楽しい暮らしを送っているという方も多いことでしょう。

その人の好きなように生活を送ることができるというのがワーホリの一番の特徴でもあります。ひたすら現地で日本人と遊び呆ける人もいれば、どっぷり英語環境でインターンシップに励む人、現地でお金を稼ぐことを目的にただただお金稼ぎに没頭している人、語学学校や専門学校で就学に励む人などなど、これはもう十人十色。

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ただよく馬鹿にされる際の矛先に上げられやすいのが、現地で充実した生活を終え帰ってきて仕事が見つからず苦労して・・・っていうパターン。蔑む人たちからすれば「ほら見たことか、ざまー見ろ」というところなのでしょうか。

ある意味誰でも行けてしまうワーホリなので「先のことを考えずにとりあえず行って後で苦労する人たち」=「アホ」という考え方が浸透している印象を受けます。まぁ確かに後先考えず一歩を踏むのは愚かと言えば愚か。

しかしここで気になったのが、「先のことを考えず・・・」の「先(SAKI)」とは何のことなのでしょうか。日本で大手企業に就職して、家族持って、家買って・・・みたいな「THE日本の成功者」的なライフスタイル?それとも、このワーキングホリデーが繋がるであろう結果(見返り)?表面的な形式としての状態のことを指すのでしょうか?

 

日本の「前習え」な風潮が起因?

そこでここからは僕の憶測ですが、そもそも皆と同じ生き方・レールから外れ、結果的に帰ってきて非正規やアルバイトで生計を立てている方や就職活動に苦労している方が実態として多く、そういった生き方を「良しとしない」風潮がまさにこの「バカホリ」という言葉を生んだという考え方はどうでしょうか。

日本のメインストリームであるレールから逸脱し、失敗すると「負け犬」というレッテルが貼られ、再起不能なまでに叩かれる。

一度レッテルが貼られると社会構造の枠組みにはまりますので、今の日本の状況だと「非正規やアルバイトで生計を立てている彼らのうちの一人」というネガティブな目で見られるはずです。彼らの内面がどういった状態かどうかは考慮せずです。

ちなみに誤解を招かないように言っておくと、僕は非正規、アルバイトで生計を立てていきたいとは思いません。いつも正規の定職に就いていたいです。今の職は正規ですが全く満足しておりません。笑 ただ私生活は充実しております。そこそこ幸せです。

何が言いたいのかというと、「どういったライフスタイルに幸せに感じるかは人それぞれですし、少なくともその多様性は認めてもいいのでは?」ということです。

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例えばアルバイトと掛け持ち、フリーランスとして収入は少ないにしても一生懸命好きなことをしながら努力されている方はたくさんいます。

またお金がないにしてもコツコツ自営業を回している方、自営で回せるようにするために今一生懸命スキルを付けようとしている方など、形式にとらわれず先にある幸せ(やりたいこと)を突き詰めている方はたくさんいるのです。

 

ただし、後悔している場合は、これからの限りではありませんね。「後悔先に立たず」という言葉がありますが、後悔するようであればそれはもしかしたら結果的に自分にとって幸せな選択ではなかったのかもしれません。

そういう場合は確かに「ほら見たことか、ざまー見ろ」と自分に言い聞かせる必要はあるかもしれませんね。事前準備が足りていないよ、と。そして次に同じ失敗を犯さないよう繋げるしかないのです。




まぁぶっちゃけ、海外でバカみたいに遊んで、中途半端な英語しか話せない人たちのことを「バカホリ」と呼ぶ人は多いかもしれませんが、僕はそれがその人たちのやりたいことで、後で後悔しないのであれば良いんじゃないかと思うわけです。

やりたいことをやれているということがいかに素晴らしいことなのか、むしろ重要なのはそこににあるのではとも考えるのです。もちろんその後いろんな意味で自分で責任を取れるのであればですけどね。

 

Doga

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