どうも、ファミリークラスで永住権申請をしていたDoga(@DogadogaTv)です。
先日、床につく前にスマホを確認しようとスマホに手をのばしたところ1通のメール通知が。
宛名:CPCO-FinalRequest / CTDO-DemandeFinale (CIC)
「ん?なんだこれ?ビザの件?!もしかして書類に不備があったか?!」
ちなみにこの時永住権の申請をしてから約6ヶ月ほど。
この時まさか永住権がこんなにすぐに降りるとは思ってもいなかったので、完全にネガティブなニュースだろうと思っていました。
焦りながらすぐにメールをひらいて件名を確認すると・・
件名:Ready for Visa / Prêt pour Visa
「!」
そう・・・永住権発行の準備がととのった旨の通知メールだったのです!
メールには最終意思を確認するための書類を提出するよう綴られていました。
その後すぐに指示された必要書類をすぐに提出して、後日CoPR(Confirmation of Permanent Resident)の紙が届きました。ようやく…。これで永住権ほぼ確定です。この時をどれだけ待っていたことか…。

本当は最初のメールが届いた時にそのまま記事にしようと思いましたが、まだこの紙が届くまで安心はできないため今の今まで待っていました。
僕の場合は結婚をしてファミリークラスで申請しているので、よっぽどの理由がない限り書類に不備がなければ普通は取得できるもの。すでに永住権を持っている人からすると「そんなに興奮しなくても・・・」と思われるかもしれません。
ただそれでも素直にうれしい。
今までブログで書き綴ってきましたが、これまでかなり紆余曲折してきました。それも決して自慢できるようなプロセスでもありません。ただひとまずビザに関してはこれで焦らなくてすむというだけでもだいぶ心にゆとりができました。
そこで本日はひと段落がつき、新たなフェーズに突入することになる今、永住権を取得するに至るこれまでの取り組みを振り返り、今後の抱負を述べたいと思います。
実際に申請してから取得するまでにかかった期間もまとめていますので、同じ境遇にある方はぜひ参考にしてもらえれば幸いです。
それでは、どうぞ!
目次
永住権取得に向けたこれまでの取り組み

当初の計画
僕がカナダに来たばかりの頃の計画では「ワーキングホリデー→企業からワークパミット発行→ゆくゆくは永住権申請できれば」という流れでした。
カナダ人である今の妻と一緒にカナダにやってきましたが、お互い結婚するという考えはもっていなかったのです。これは単純にお互いわざわざ結婚する必要がないと思っていたからです。
フルタイムの仕事を得るも、次につながらない
その後、仕事を見つけフルタイムで働くも、当時の会社からワークパミット延長申請をしてもらうことが難しいことが分かり、一時は諦めそうになりました。
カナダの現地企業が外国人にワークパミットを出すために政府から受けなくてはいけない許可のLMIA(Labor Market Impact Assessment)について知ったのもこのあたり。
無料で移民相談などを受けたり、こちらで知り合った人材斡旋業界の人と話をしても皆口をそろえて「結婚をした方がよい」の一点ばり。
「それを決めるのは自分たちだし、自分たちで納得していない状態で結婚するのはいやだ」…
という、プライドに似た「何か」が僕たちの心のうちにずっと引っかかっていました。刻一刻とワーホリの有効期限ばかりが短くなっていくにつれ、焦りも大きくなっていったのを今でも覚えています。
Express Entryで永住権申請という方法
しかし会社からのサポートなしでもExpress Entryで永住権を取得できる可能性も(少なからず)あることがわかり、ワーホリの許可証が切れる前にExpress Entryに申請して、その後ビジターとしての滞在期間6ヶ月の間に許可がおりるのを待つという方向へシフトし始めました。
▶︎その頃の記事がこちら
・「生き証人」になります?永住権に向けてExpress Entryでの自分のスコアをシュミレーション
僕一人であればそのままワーホリの許可証が切れたら日本へ帰るという選択肢も視野にいれていたのでしょうが、僕は一人ではなかった。
いま振り返るとかなり無謀な挑戦だったのかなと思ってしまいますが、微かな希望にかけて本格始動。
日本の大学院から成績証明書を取り寄せてカナダの専門機関でスコア変換もしてもらっていました。
が、うまくいかず断念

過去記事で書かれてある通り、英語のテストで高いポイントを稼げれば可能性はゼロではなかったはずなのですが、英語のテストで見事撃沈しました。ダサすぎる。呆れて笑ってしまう。
改めてExpress Entryなどを通した自分のスキルで永住権を獲得された人たちはスゴいなと心の底から思いました。
▶︎その頃の記事がこちら
で、結婚
そういうことです。
▶︎その頃の記事がこちら
この時は、妻と一緒にかなり話し合いました。でも「まぁ一緒にいるためには仕方ないよね」とお互い合意に至り結婚する運びとなりました。周りの人も「ほれ見たことか」と思っているかも。
世間一般の「結婚」の流れとは全くかけ離れた「ぼくたちの結婚」
僕も妻も「世間一般とか知らんがな」というスタンスなので、あとは淡々と式やらファミリークラスの永住権申請書類の収集に努めました。特に移民弁護士は通していません。
▶︎その頃の記事がこちら
よくもまぁ淡々と費用までまとめていたもんだと、今こうやって記事をあさっていると我ながら苦笑いです。
無事結婚も申請も完了して、ようやく永住権が降りるのを待つフェーズに移ります。
僕のケースのタイムライン
ここからはファミリークラス(国外申請)で永住権を申し込んだ僕の場合のタイムラインをまとめておきます。
-2016年9月26日 ミシサガのオフィスへ書類発送 -2016年10月9日 書類再発送(不備があり書類が一度戻ってきたため) -2016年10月11日 オフィスへ書類到着 -2016年11月1日 スポンサーの書類審査開始 -2016年11月2日 書類を正式に受理の連絡 「Correspondence acknowledging receipt of your application(s)」 -2017年2月20日 スポンサー審査合格 ※時間がかかりすぎていたので電話で確認したらその後すぐにおりました -2017年3月4日 オタワのオフィスへ自分の書類が転送され審査開始 -2017年4月5日 永住権審査終了のお知らせメールを受けとる ※アカウントで「Decision Made」に変わったのはそれから少しあとでした 「CPCO-FinalRequest」 -2017年4月7日 最終意思確認用紙(AnnexA)、指定の折り返し用封筒、写真2枚、パスポートのコピーを発送 -2017年4月18日 CoPR(Confirmation of Permanent Resident)が届く
申請をしてからの所要期間は7ヶ月弱。長い道のりだった。。
申請者の状況やオフィスの状況によって所要期間は変わるようですのであくまで一参考として捉えておいてください。
ちょうど4月末あたりに日本への一時帰国を控えておりましたので、戻ってくるときにCoPRをもって入国し、面接を受けてようやく正式に永住権ステータスが確定となるみたいです。
日本への一時帰国に間に合ってよかった。
今後の抱負
ということでここまで長くつらつらと今までの苦悩を振り返ってきましたが、最後もう少しお付き合いください。
永住権を取得したあとのこの先について抱負を述べたいと思います。
今は日本の企業向けにライターの仕事をさせていただいておりますが、これからカナダでも働けるので仕事探しを再び開始しようと思っています。特に元自分がいた人事領域に近づきたい。
ライターのお仕事も楽しみながらできているので、ライターも続けます。
むしろトロントは大卒の若者でも仕事が見つからないことが問題になっているほどですので、僕もこれから改めて現実を知ることになるでしょう。
ただワーホリの頃とは違い滞在期限もなく、今まで以上に自由に活動することができることを考えると、カナダにくる前に抱いていた「想い」を取り戻したかのように、「やる気」で満ち溢れています。
(おそらくこれから結局就職活動がうまくいかず、精神的に落ち込んでいくこともあるでしょうが。間違いなく。)
むしろこれでようやくスタート地点に立てたのだと思います。
これからも引き続きガシガシ攻めながら色々な経験をしていけるよう、改めて初心に戻りたいと思います!
どれくらい多くの人がこのブログを読んでくれているかは分かりませんが、本テーマに今までお付き合いいただきありがとうございました。温かいお言葉をかけてくださった方々にも感謝です。
ということで、永住権までの道のりはひとまずこれで、おしまい。
Doga