どうも、最近Magic Trackpad(マジック・トラックパッド)からMagic Mouse(マジック・マウス)に移行したDoga(@DogadogaTv)です。
今あなたがこの記事を開いたということは、あなたはおそらくMagic Mouseを買うべきか、Magic Trackpadを買うべきかで悩んでいるのではないでしょうか?
マウス好きからすると迷わずMagic Mouseを買いたいところだと思いますが、Magic Mouseの評価は賛否両論。ググると「Magic Mouseは使いづらい」という評価も結構目立ちます。というよりMagic Trackpadが快適すぎるのかもしれません。
ぼくもMac搭載のトラックパッドと合わせれば、かれこれ7年ほどずっとMagic Trackpadを使ってきていました。Magic Trackpadは指を使ったジェスチャーが豊富でとにかく快適なんですよね。
でも、ちょくちょくと「Magic Mouseを使ってみたい…」とひょこっと顔を出す心の中のもう一人の自分。
そこで先日、新品で買うのは気が引けたため、好奇心に負けてついにMagic Trackpadと「交換」という条件でMagic Mouse 2をゲットしてしまいました!
Magic Trackpad(1st)とMagic Mouse(2nd)の交換完了!少し得した気分。
— Doga (@DogadogaTv) September 4, 2017
そうそう、ぼくのMagic Trackpadは第一世代です。それを第二世代のMagic Mouseに交換してくれるとは、交換してくれた相手はすごく太っ腹。(ただ、それでもいいから手放したいということかも…)
そこで今回は、使い始めて1週間が経ち操作にも慣れたので、Magic Trackpadとの比較という観点も織り交ぜながらレビューをしたいと思います。
「Magic Mouseは使いづらいのでは?」と不安になりつつも、気になってしまっている人にこそ読んでもらいたい記事となっています!
目次
「Magic Mouse」とは?
知らない人のために軽くご紹介。「Magic Mouse」とは、マウス表面がトラックパッドのように指のジェスチャーを感知するApple(アップル)純正Bluetoothマウスです。

そう、値段は8800円。「マウスに8800円!?」という声が聞こえてきそうですが、この辺はAppleさんですから、まぁいつものこと。
ただ、単なるマウスと違い、マウスの表面がトラックパッドになっているという点は画期的で、もちろんMacのデザインに合ったスタイリッシュな仕上がりになっているのが特徴です。
Magic Mouseの第一世代と第二世代の違いは、乾電池式→バッテリー式になったくらいです。
Magic Mouseのネガティブ評価まとめ
そんなMagic Mouseに関する他の人のネガティブな指摘をまとめるとこんな感じ。それらに対して一つひとつぼくの意見を述べさせてもらいます。
- 値段が高い
- 本体が重い
- スベりが悪い
- 充電するときの様が滑稽
「値段が高い」?
値段に関しては、その通りかももしれません。例えば安いマウスなら1000円未満で買えることもありますし、定評のあるLogicool(ロジクール)のマウスでも3000円くらい出せばそこそこのBluetoothマウスを買えます。
そんな中、8800円は高すぎる気はしますね。
「本体が重い」?
重さに関しては、大したことありませんよ。Magic Mouse 2の重量は99g。おそらく「重い」とコメントしている人の多くは乾電池式のMagic Mouse 1を使っているのでしょうか?それでも、Magic Mouse 1は約110g(充電池含め)です。
例えば上に貼ったLogicoolのマウスですら重量は95.5g。Logicoolの人気ハイエンドマウスの「MX ANYWHERE 2S」ですら106gです。そう思うと、Magic Mouseの99gって普通でしょう。
「スベりが悪い」?
スベりに関しては、個人差があると思いますが、ぼくはまったく悪いと感じません。カーソルの移動速度は設定で変更できますし、なんならバランスのとれた心地のよい重量感もあり、すごく安定しています。
「充電するときの様が滑稽」?
んで、これは流石にヒドい。まぁバッテリーのもちむちゃくちゃ良いみたいだから、頻繁に充電することはないけど、あまりに醜すぎる。 pic.twitter.com/zeodaAeGXW
— Doga (@DogadogaTv) September 4, 2017
うん、これは見たまんま。諦めましょう(笑)
Magic Trackpadとの各基本ジェスチャー比較
指を使った基本ジェスチャーに関して、Magic TrackpadとMagic Mouseの違いをご紹介します。各ジェスチャーに関してどちらが快適かも評価しましょう。
スクロール
スクロールのしやすさは圧倒的にMagic Trackpadの勝ち。Magic Mouseはマウス表面全体がトラックパッドになってはいるものの、実質手を添えた場合に指でスクロールできる幅はこの写真の矢印上半分くらいです。一応、手を放して指だけでスクロールすれば、そこそこのスクロール幅は確保できますがね。
左右のスワイプ
左右のスワイプのしやすさに関しては両者同じくらい。マウス表面の幅が狭いので、一見1本指スワイプは難しそうに思えますし、実際最初は違和感があるでしょう。しかし、ページめくりのために必要なスワイプ動作幅も意外と狭いので、スッと指をずらすだけで簡単にページめくりができますよ。
クリック
クリックに関してはMagic Mouseの方の勝ち。マウスはやっぱりクリックでしょう。物理キーとして右クリックに対応しているのは、作業をしているときにかなり重宝します。Magic Trackpadも2本指でタップすれば右クリックを呼び出せるんですが、圧倒的にマウスの右クリックの方が楽です。もちろんクリックした状態でのドラッグ&ドロップもマウスの方が快適ですよ。
拡大/縮小
拡大/縮小機能は圧倒的にMagic Trackpadの方が使いやすい。ピンチ操作で拡大/縮小の微調整ができるのはとにかく快適でした。その点、Magic Mouseは単体で拡大/縮小の微調整ができないので、機能としてはかなり使いづらい。
ミッションコントロール
ミッションコントロール(今開いているアプリウィンドウが全て画面上に表示されるやつ)に関しては、両者ともに使いやすかったです。両者動作はまったく異なりますが、慣れさえすれば、両方とも便利です。
そのほか、Magic Mouseでは2本指の左右スワイプでフルスクリーンの画面を切り替えることも可能です。ただ、それでもMagic TrackpadはMagic Mouseでは使えないジェスチャーをほかにも色々割り振ることができるので、ジェスチェーの豊富さに関してはMagic Trackpadに軍配が上がると言えそうです。
Magic Mouseのメリット
マウスの可動域が広い
一番のメリットは画面上のカーソル移動がしやすい点です。そりゃ、マウスですから!それには秘密があり、マウス背面にご注目。
背面のセンサーが通常のマウスと異なり、上の方に配置されているのがわかりますね。通常のマウスは本体の中心あたりに配置されていることが多いのです。
じつは、手首からこのセンサー部分までの距離が重要で、Magic Mouseはこの距離が長い分手首を左右に動かす際の可動域が広くなるつくりになっています。そのおかげで、あまりスペースを使わずにマウス操作が可能となり、手首への負担も軽減することができるのです。
バッテリーのもちが良い(第2世代に関して)
バッテリーのもちに関してもかなり良い印象です。利用開始時に100%までフル充電させてから1日約5〜7時間ほどの利用を7日ほど続けていましたが、未だに79%も余っています。
Appleも公式に「2分の充電で9時間の利用が可能」とうたっているだけあって、確かにバッテリーのもちは良いです。充電しているときの様はダサいのですが、実際にその醜態を晒す機会もそれほど多くはないがために、背面にLightningポートを配置したのかもしれませんね。
いちいち乾電池を取り替えなくてもいいのは結構ありがたいですよ。もちろん、今後バッテリーが劣化していくと少しずつ減りが早くなってくるかもしれませんが。
Magic Mouseのデメリット
ジェスチャーの種類の少なさ
かなり満足していて、あまりデメリットが見当たらないのですが、あえて挙げるなら、やっぱりジェスチャーの種類の少なさでしょう。Magic Trackpadに慣れている人ならわかると思うのですが、あの指ジェスチャーは本当に便利で、一度慣れてしまうと普通のマウスには戻れません。
特に拡大/縮小が本当に不便で、いかにTrackpadのピンチイン/アウトが便利なのか改めて納得しました。
なお、前述したとおり、拡張アプリをインストールすればMagic Mouseにもジェスチャーを追加できるそうなので、こちらはまた試してみて改めてレビューを書きたいと思います。
充電しながら使えない
充電中のダサさは100歩譲って我慢できるのですが、それによって充電中は利用できないということがかなり痛い。今後バッテリーの劣化が激しくなった場合、充電のたびに作業を止めなくてはいけないのでは、話になりませんよね。
まとめ
以上、Magic MouseとMagic Trackpadの比較レビューでした。まとめると…
- クリック操作に関して圧倒的にMagic Trackpadより使いやすい
- マウスの可動域が広い(=手首への負担も少ない)
- バッテリーのもちが意外と良い(その代わり充電中はダサい)
- ジェスチャーの豊富さではやはりMagic Trackpadに劣る
- 充電中に利用できないのが辛い
といった具合でした!負担は少ないものの、それでもやっぱり手首の負担が気になるという人は、マウスレストを併用することでさらに負担の軽減を期待できるのでは?
色々綴ってきましたが、Magic Mouseはかなりおすすめです!あと、やっぱりマウスのカチカチ音は気持ちが良い(笑)
Doga(@DogadogaTv)