※English version is here.

どうも、暇があればKickstarterをチェックしているDoga(@DogadogaTv)です。




今回は、クラウドファンディング「Kickstarter」にて目標金額を達成し、現在一般販売向けに調整を進めているプロダクト「FOMO camera」のレビューをしたいと思います。

FOMO cameraは、まるでピンバッジのように衣服に取り付けてビデオ撮影ができるウェアラブルカメラです。

出展:「FOMO camera」公式HPより

実は、ぼく自身もライターをさせてもらっているTechableにて紹介したことのあるプロダクトだったのですが、FOMOのキャンペーンに関わる担当者から「ブログの方でレビュー記事を書いてくれないか」との依頼を受け、一足先にFOMO cameraを提供してもらいました。

一般向けのリリースは2017年12月頃の予定なので、提供してもらったものはあくまでプロトタイプとなります。そのため、使われている素材や、仕様は今後多少変更されていく可能性もありますが、本記事ではFOMO cameraの雰囲気を少しでも伝えられたらと思います。

※1ドル=約112円で計算

「FOMO camera」の開発の背景

出展:Kickstarter「FOMO camera」より

FOMO cameraは、ワシントン大学卒業のJeremy Shaw氏と、彼の率いるデザイナーとエンジニアチームによって開発されました。FOMOは、アメリカ、シンガポール、中国にチームを持っています。

Jeremy氏の大学時代、記録に残しておきたい特別な場面や瞬間に限っていつもカメラがなく、記録できていないということを残念に思っていたことから着想を得たそう。

2016年2月にこのアイディアの具体化が進められ、11月にチームが結成されました。そして、2017年にはKickstarterにてキャンペーンを開始し、本記事執筆時点では、なんと目標の1万8000ドル(約202万円)を大幅に超えた10万7822ドル(約1211万円)という金額を集めている、かなり期待されたプロダクトなんです。



FOMO cameraのアピールポイント

FOMOが掲げるFOMO cameraの売りは「デザインのカスタマイズが可能」、「ウェアラブル」そして「値段が安い」の3つです。

デザインのカスタマイズが可能

FOMO cameraはビデオカメラといえど、ピンバッジのように、ファッション的な要素も強いのが特徴。FOMO camera表面の透明ケースと、台紙を取り替えることで、デザインを自由にカスタマイズすることが可能となっています。

出展:Kickstarter「FOMO camera」より

FOMOに別料金でデザインの依頼をすることもできますし、公開されている台紙サイズを元に自分で印刷してDIYしちゃうことも可能。

なお、今回提供してもらったプロトタイプには着せ替えパーツはついていなかったため、ぼくは事前にデフォルトデザインとしてミリタリー柄を印刷してもらいました。(ダサいとか言わないでね)

ウェアラブル

ウェアラブルカメラですので、どこにでもつけられて撮影できるという「お手軽さ」は重要ですよね。FOMO cameraは、専用マウントを使えばTシャツにピンバッジで取り付けたり、クリップで袖やポケットの淵に取り付けたり、マグネットで壁に取り付けたりと様々なものに取り付けることが可能です。

出展:Kickstarter「FOMO camera」より

だいたい胸につけて利用する人が多いんだとは思いますが、今回は残念ながら郵送の問題で届くはずだった専用マウントがついてきませんでした…。残念!

値段が安い

一般市場価格は69ドル(約7750円)となりますが、Kickstarterのキャンペーンであれば49ドル(約5500円)の出資で1つ手に入れることができます。

ちなみに、ちょっと前に話題となった首からぶら下げて使う液晶付きのウェアラブルカメラ「FrontRow」の値段が399ドル(4万4830円)なわけですから、確かにこれはだいぶ安い。クオリティーもだいぶ違うと思われますが…。

出展:「FrontRow」公式HPより

開封の儀

さて、つべこべ言っていても仕方がない。早速開けていきますよー!…と言っても、プロトタイプなので、梱包もこれまたプロトタイプ仕様

ちょっとさっぱりしていますのでご了承を。

梱包物はUSBケーブルと本体、本体を入れたポーチと、取扱説明書です。

ポーチから本体を取り出すとこんな感じ。

手の大きさと比べるとこんな感じ。さすがに小さいですね。表面素材はプラスチックだと思いますが、あまり高級感はありません。ただ、40gという軽さを考えれば仕方がないのでしょう。

詳しいスペックは以下となります。解像度が1080p HDというのは嬉しいですね。

  • カメラセンサー解像度(Sensor Resolution): 2メガピクセル
  • 視野角度:F2.4, 90º
  • 動画解像度:1920 x 1080 @ 30 fps
  • ファイル形式:AVI
  • ストレージ:16/32GB micro TF(蓋を取り外すとカードが入っています)
  • 電力消費:600mW
  • バッテリー容量:240mAh Li-Polymer Rechargeable Battery
  • 最大連続録画時間:90分
  • 充電所要時間:約60分
  • Data & Charging Interface: Micro USB
  • 重量:40g
  • 直径:5cm
  • 厚さ:1.5cm

気になる動画のクオリティーは?

ウェアラブルカメラですので、実際に撮影してみましょう!本来胸につけるとこんな感じになる…予定です。

今回は取り付けマウントがなかったため、検証は2本の指に挟んで固定し撮影しました。また、このプロトタイプ版で使われているカメラレンズカバーは正式版ではないようなので、担当者の指示に従いレンズカバーを取り外して撮影しました

撮影手順はいたってシンプルで、背面中心部分にある黒いボタンで操作します。

  • ボタンを長押し=電源ON/OFF(ONの時はボタン下の穴が青く点灯)
  • ボタンをクリック=録画開始/終了(録画中はボタン下の穴が点滅)

実際の録画映像

ご覧いただいてわかると思いますが、やはり動きによる画質の揺れや乱れがなかなか目立ちます。FOMO cameraにはスタビライザー(手ぶれ補正機能)が付いていないので、どうしても早い動きには影響されてしまうんですね。

ただ、専用マウントを取り付ければだいぶ揺れはおさまるとも言われているため、今回の撮影方法が適切ではなかった可能性もあるでしょう。

解像度は1080pのHDなので、シーンごとの絵は大変綺麗です。足を止めてなめらかに空を映しているシーンを見ていただければその差は一目瞭然ですよね。

良かった点

実際に使ってみて良かった点を箇条書きにしてみると…

  • とにかく軽い
  • ボタンワンクリックで簡単に撮影開始できる
  • ファッション感覚でつけられる
  • 画素数は良い
  • 音質が意外とクリア

やはりウェアラブルというだけあって、カメラなのに40gというのは嬉しい点です。持っていてもまったく苦になりませんし、試しにテープで胸に取り付けてみても重さはほぼ感じません。

また、ボタンワンクリックで撮影が開始されるため、精神的に動画撮影が楽に感じました。「あ、これ撮っておこう」みたいな感覚で撮影開始できますからね。ピンバッジのように常に衣服につけていたりすれば、このお手軽さはかなり重宝するはずです。だからこそ、自由にデザインをカスタマイズできるというのが一層魅力的に映ります。

また、音質が意外と良いことにも驚きましたね。本体上部にマイク穴が付いているだけでなのですが、精度はなかなかのようです。

惜しい点

惜しい点を挙げるとこんな感じ。

  • 揺れによる動画の乱れ
  • バッテリー残量がわからない

やはり今回の一番惜しい点が動画の乱れです。「ウェアラブルカメラ」である以上、ある程度揺れは避けられませんが、その揺れによって動画が乱れてしまっては、思い出を残すことすらできませんよね。

今回ぼくは指で挟んで脇を締めてできる限り歩いている最中に揺れを起こさないように撮影してみたわけですが、それでもこの映像でした。専用マウントで固定して撮影した場合はもっと綺麗に映っていたのかもしれません。

いかにカメラを揺らさないような工夫ができるかで、結構映像のクオリティーは左右されるんじゃないかなと感じました。ただ、足を止めて撮影したり、ジンバルのようなものを使っても綺麗な映像は撮れるのかもしれませんよ。

充電中

また、バッテリー残量に合わせてライトの色が変わってくれればなお嬉しいかなと思いました。今の仕様だと、どれくらいバッテリーが残っているのかを知るすべがありませんから。

おわりに

FOMO cameraはアイディアとしてはなかなか面白いものでした。動画のクオリティーにこだわる人にあまりオススメはできませんが、アクセサリーを買うような感覚だと悪くないかもしれません。

アクセサリーなのに、簡単な動画が撮れるんだよ!」的なニュアンスです。会社としても、高画質の映像が撮れるウェアラブルカメラというよりも、あくまで「好みにデザインをカスタマイズできるウェアラブルカメラ」というポジションでアピールしてもいるようですし。

ただ、今回のモデルはあくまでプロトタイプですので、今後デザインや機能が変わる可能性もあるということを覚えておいてください。

2017年9月30日までKickstarterのキャンペーンは続けられていますので、出資を検討している方の参考になれば幸いです!

▶︎FOMO camera公式サイトはこちら

Doga(@DogadogaTv

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