どうも、もとApple WatchユーザーのDoga(@DogadogaTv)です。
昨年iPhoneからPixel 2にきりかえたタイミングでApple Watchを手放し、それからずっと通常の時計を使ってきていました。ただ、最近きづいたんですよね…「なんだか物足りない」と。
どうやらぼくは、Moto 360、Apple Watchを経て、腕にスマートウォッチがなくては物足りないと感じてしまう体質になってしまっていたようです。ということで、Twitterの方では報告していましたが、じつは数ヶ月前にFossilのQ Explorist 3rdを購入して使っていました!
#wearOS #fossil pic.twitter.com/aEj2LBPjLK
— Doga (@DogadogaTv) March 20, 2018
そろそろ本製品のいいところ、わるいところが見えてきたので、今回はそれらを踏まえた上でのレビューをお送りしたいと思います。
目次
基本スペック
まずは基本スペックからご紹介。
- OS: Wear OS 1.1(旧 Android Wear)
- ROM: 4GB
- RAM: 512MB
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon Wear 2100 1.2GHz
- ディスプレイ: AMOLED
- ケース幅: 46 x 46
- 防水/防塵: IP67
- GPS: なし(スマホのデータを利用)
- 心拍センサー: なし
- セルラー: なし
- NFC: なし
- バッテリー: 約1日ほど(後述)
そう、なんとこのスマートウォッチにはいまどき心拍センサー、GPS、NFCがついていないんです。
Fossilといえば、レザーバッグや時計で有名なファッションブランド。本モデルはスポーツ利用というよりも、あくまでファッション向けアイテムの1つとして売り出したモデルといっても過言ではないでしょう。まぁ、それが腕時計のあるべき姿なのかもしれませんが。
ぼくは特にFossilにこだわっているわけではありませんが、Moto 360シリーズのような丸型でベゼルがシルバーなモデルを探していてヒットしたという感じです。ぼくが購入したのはベゼルがシルバーで、本体がダークブルー、バンドがブラウンレザーのモデル。
機能は限られますが、Wear OSはiPhoneにも対応しているのが嬉しいですね。
よかった点
使ってみてよかった点を紹介していきます。
液晶はさすがに綺麗!
Fossil Q Explorist 3rdの液晶はAMOLED(有機EL)だけあり、発色が大変綺麗。これは、本製品を選んだ大きな理由の一つでもあります。
ぼくはできれば本物の時計に見えるようなモデルを探していたので、これはかなり大事なポイントです。もちろん、Moto 360シリーズのように、ディスプレイ下部がセンサーを搭載するために黒く切れてもいないので、文字盤のデザインは綺麗に見えます。
動きもサクサク!
さらに、スマートウォッチ向けのSoCことQualcomm Snapdragon Wear 2100を積んでいるので、動きはサクサク。ガクつくこともなく、あらゆるアプリをストレスフリーに立ち上げて使うことができます。
アプリの立ち上げ速度は、ものによってはApple Watch(Series 3)より早い気がします。
バッテリーは予想よりもつ
じつはこのFossil Q Exploristはバッテリーのもちがすこぶる悪いというレビューを多く散見します。なので、ぼくもある程度覚悟していたのですが、思っていたほど悪くはありませんでした。
アンビエントモード(白黒でディスプレイにうっすら時刻を表示する)をONにしたままで、ディスプレイ明暗自動調整機能はOFFにし、明るさを3(1〜5のうち)固定にしたままだと、朝8時頃につけ始めて、夕方6時頃にはまだバッテリーが50〜60%残っています。
アンビエントモードをONでもこのパフォーマンスを出せるというのはなかなか嬉しかったというのが正直な感想です。
ただ、ぼくのスマートウォッチの利用は通知確認、天気確認、音楽操作、文字盤デザイン切り替えくらいですので、それほどスマートウォッチ上でいろいろなアプリを使っているわけではないというのは明記しておくべきでしょう。
逆の言い方をすれば、これらの基本的な利用方法あれば十分「腕時計」としても活躍してくれるモデルということでもありますね。
わるかった点
次にわるかった点。
真ん中のサイドボタンサイズがでかすぎる
本体側面にボタンが3つついており、真ん中のものはボタンであり竜頭(りゅうず)でもあります。ほかの2つのボタンにはアプリの立ち上げショートカットを割り振ることができて大変便利。
ただ、この真ん中のボタンがデカすぎるあまり、手首を曲げると誤って手の甲でボタンを押してしまうんです…。
しかもこのボタンは長押しでGoogleアシスタントが立ち上がるようになっているので、毎回やたらと面倒。
フレームに意外とすぐにキズがつく
フレーム(ベゼル周り)部分はステンレススチールでできているものの、机にぶつけたりすると結構簡単にキズがついてしまいます。それほど目立ったキズではなく、写真からだとわかりずらいのですが、フレームにうっすらと擦りキズがついています。
幸いディスプレイには目立ったキズはついていません。ディスプレイ表面はけっこう厚くてガッチリしている印象です。
腕を傾けてから液晶がつくまでのラグが気になる
ディスプレイをアンビエントモードにしていると常にチラ見で時間の確認はできますが、やっぱり時刻や天気を確認するときは腕を傾けます。そのときに気になるのが、液晶が点灯するまでのラグが長いということ。
ちょっと前に撮影した動画だけど、Fossil Q Explorist使っていてこの点灯のラグは意外と気になる。 pic.twitter.com/76qXJ2hHDe
— Doga (@DogadogaTv) April 30, 2018
Apple Watchを以前に使っていただけに、この反応速度が結構イライラします。腕を傾けて点灯するのを待たなくてはいけないというのは、致命的でしょう。
満充電に3時間ほどかかる
ぼくは夕飯あとに充電ケーブルに接続して、朝起きて腕に装着するというサイクルなのでそれほど気になりませんが、満充電に約3時間ほどかかってしまうのは、人によってはかなりイタいはず。
これは、ちょっとしたときに「あ、充電しておこう」というノリで充電できるレベルではありませんよね。
まとめ
よかった点
- 液晶が綺麗
- 動きがサクサク
- バッテリーは意外ともつ
わるかった点
- 真ん中のサイドボタンがでかすぎる
- フレームに意外とキズがつく
- 腕を傾けて点灯するまでに多少時間がかかる
- 満充電に約3時間ほどかかる
もちろんWear OSなのでサードパーティ製の文字盤に切り替えられたり、Spotifyが使えたり、Twitterのサードパーティ製アプリが使えたりと、なかなか面白いデバイスではあります。ただ、端末本体のレビューとしてまとめるとざっくりこんな感じです。
というのも、正直、可もなく、不可もなくといった感じで、使っていて大きな感動が得られなかったからなのかもしれません。
確かにほかのスマートウォッチに比べれば限りなく本物の時計のように見えるけれど、決してそうでもない。いろいろアプリは使えるけれど、そもそもそんなにアプリは使わない。
それでも、丸型でデザインは好みなのと、レザーの質もよいため、ぼくは毎日つけています。そう、あくまで通知を受けられる腕時計として。
運動はしない!寝るときもつけない!見た目が美しければそれでよし!(あとFossilも好き)みたいなユーザーであれば満足できる、そんなデバイスなのかもしれません。
Doga(@DogadogaTv)