どうも、Fossil Q Venture HR (GEN4)を1ヶ月ほど使い続けているDoga(@DogadogaTv)です。




以前、開封とファーストインプレッションの記事を公開しましたが、そろそろ購入後の興奮もさめてきたので、このあたりでレビューをしておきたいと思います!

先に結論から述べておくと、このFossil Q Venture HRは安心してオススメできるバランスのとれたスマートウォッチでした!

【基本スペック再掲】

  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon Wear 2100
  • センサー類: 加速度センサー、アンビエントライト、ジャロスコープ、心拍センサー
  • バッテリー: 丸1日
  • ケースサイズ: 40mm
  • 厚さ13mm
  • 防水: 3ATM

よかった点

まるで本物の腕時計のような外観デザイン

まずやはり一番はこれです。以前の記事でべた褒めしましたが、デザインの秀逸さに関しては約1ヶ月使った今でも同じ印象をもっています。ステンレススチールのギラギラとした輝きを、シックなレザーバンドが上品にうまくまとめてくれています。

このモデルとレザーバンドなら、襟付きシャツのような少しビジネスライクなシーンはもちろんのこと、Tシャツを着るようなカジュアルなシーンで合わせてもまったく問題ないんじゃないでしょうか。

40mmという小型のケースサイズのおかげで、細めのぼくの手首にはピッタリおさまります。また、18mm(195+/- 5mm)のレザーバンドは手首でしっかりと固定できつけ心地もよく、バンドと腕との間に余計な隙間があくという心配もありません。

Fossil Q Explorist (3GEN)を使っていたときは、一番きつく締めてもバンドがゆるすぎて、手首ギリギリまで本体がずれ降りてきているような状態でした。そのせいで、手首を曲げた際に誤って手の甲がリューズを押してしまうということがよく発生していてイライライしていたのを覚えています。しかし、Fossil Q Venture HRのバンドではそのような心配もなくなりました。

バッテリーのもちは十分1日闘えるレベル!

本モデルからGPS、心拍センサー、NFCを搭載しているのでバッテリーのもちに関しては心配していたんですが、寝る前に充電は必要であるものの、1日の生活は十分もちこたえてくれます。

ディスプレイの明るさは3固定で、Always-on(アンビエント)モードもオンでGPS、心拍センサーもオンにした状態で使うと、朝8時頃に装着開始をして夜9時頃に確認をしても15%(省電力モードに突入)ほど残っていました。また、朝8時20分頃から着け始めて夜の10時45分頃にまだ27%も残っていたなんて日も。

ちなみに、Always-onモードだとバッテリーの消費が激しくなるものなので、これを切っておけばさらにバッテリーはもつんじゃないでしょうか?

あとぼくの利用は主に通知の確認/返信、文字盤変更、Google Pay利用、たまに心拍数の確認程度で、ディスプレイ上でアプリを立ち上げて何かをするということはほとんどありません。そのため、バッテリーの消費速度には個人差があるはずですが、寝る前に充電することが苦ではないぼくにとってこのレベルは合格点です。

バッテリー充電速度が格段に向上

バッテリーのもちに加え、これもかなり助かりました。Fossil Q Explorist (3GEN)はバッテリーを満充電するのにおよそ3時間ほどかかっていたのに対し、本モデルはなんと1時間半〜2時間で満充電が完了するようになりました。

つまりこれは何を意味するかというと、出かける前のちょっとした隙間時間でも十分充電できる速度だということです。

例えば、寝る際にも装着しておいて、朝起きて仕事前の準備でふたたび充電して一日使い続けるなんてことも可能になりました。ぼくも数回そんな使い方をためしたことがあります。

この改良のおかげでスマートウォッチとしての使い勝手がかなり向上したなと思っています。

Google Payの反応速度もバッチリ!

カナダではGoogle Payが普通のクレジットカードにも対応しているのと、カード利用が一般的です。そのためこれまでぼくはもっぱらスマホのGoogle Payで支払いをしていたのですが、Fossil Q Venture HRを購入してからスマホすら取り出さなくてもよくなりました。

側面のボタンにGoogle Payアプリのショートカットを設定しておけば、ポチッと押すだけですぐにGoogle Payを立ち上げることが可能です。この立ち上がり速度がなかなか早く、アプリが立ち上がったらディスプレイ側を機械に近づけるだけで簡単に支払いが済んでしまいます。かなり助かっています。



わるかった点

心拍センサーの判定がわりと厳しめ

心拍センサーは手首に対し平行にしっかりと固定されていないと測定してくれないことが結構あります。取扱説明書のイメージ上でも手の甲からかなり離れた平らなポジションに固定しているのがわかりますね。

手のひらに近いあたりだとちょうど手首の骨が本体にあたり、角度がついてしまい心拍センサーがうまく計測できないことがあるからなのでしょう。

20分に1回の間隔で自動で心拍数を測ってくれているのですが、このシビアな判定のせいでたまに計測ができていないなんてこともしょっちゅうありました。

Apple Watchを使っていた時はあまりこういうことがなかったので、ちょっとこれには戸惑います。

心拍センサーの精度もイマイチな気が…

精度にかんしてもイマイチな気も…。普通に落ちついているとき(というかこの記事を書いている時)にいきなり心拍数が50〜60あたりからいきなり100を超えるというわけのわからない動きを見せることがしょっちゅうあります。

まぁ、こういうデバイスで図れる心拍数データの精度そのものにもいろいろ議論がありますから、正確性について触れるのは難しいんですが、それでも毎日データを確認していると違和感をもつことが結構あるんですよね。

しかもやはりそれもApple Watchを使っていた時には感じたことのない違和感です。なので精度の部分に関してはちょっと惜しいかなぁーっていうレベルです。

ディスプレイが小さいためメッセージの返信には苦労する

小型モデルなので、ディスプレイ上で表示できるテキストの量が少ないこと自体は正直慣れてしまうのですが、それよりもキーボードを使って返信することに苦労します。

音声でのメッセージ返信も可能なんですが、外出先ではキーボードで簡単な返信をすることがあります。そのときにさすがにこの小型なディスプレイ上で更に小型なキーボードのキーを指で押して返信するのは辛いものがありました。

これは小型モデルを選択した人の宿命かもしれませんね。それからぼくはほとんどキーボードでの返信をしなくなっちゃいました…。

多くの人にオススメできそうな一台に

ということで、まとめると以下です。

よかった点

  • まるで本物の腕時計のような外観デザイン
  • バッテリーのもちは十分1日闘えるレベル
  • バッテリー充電速度が格段に向上
  • Google Payの反応速度がグッド

わるかった点

  • 心拍センサーの判定が厳しめ
  • 心拍センサーの精度も怪しい
  • ディスプレイが小さいのでメッセージ返信が苦痛

総じて、Fossil Q Venture HRは誰にでも安心してオススメできるバランスのとれたスマートウォッチだと感じました。一点追記しておくと、パフォーマンスに関してはほとんどExplorsit (GEN3)と変わりません。サクサク動きますが、たまにはモッサリすることもあり、Apple Watchのヌルヌル感とはちょっと違います。

日本での利用だとGoogle Payの使い勝手が変わってくるかもしれませんが、それでもやはりこの高級感のある外観デザインや充電速度の速さを考えれば、ハード/ソフト面ともに買って十分満足できるクオリティに仕上がっていると思えました。なぜなら、ぼくもExploristを使っていた頃より圧倒的に満足しているからです。

Apple Watchのような近未来的なデザインではありませんが、限りなく普通の腕時計に近い見た目のスマートウォッチを探しているという人にはぜひオススメしたい、そんな一台といえるでしょう。

Doga(@DogadogaTv

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