どうも、アイルランド移住を予定しているDoga(@DogadogaTv)です。




前回、カナダの現地企業で働いているぼくの職業とキャリアについて紹介しましたが、先日、勤めていたその職を退職しました!理由はもちろんアイルランドへ引っ越すためなのですが、2年勤めたというのもあり、同僚やお世話になった人たちへお別れをするのはなかなか寂しいものがありました。

そこで今回は、カナダの会社で退職をする際、どのように物事が進むのか、紹介してみたいと思います。もちろん、会社やその人の境遇によって異なると思いますが、これからカナダの会社に勤める予定の人には多少参考になるかもしれません。

なぜ、いま退職するの?

アイルランドへの渡航予定日は9月15日です。退職した日は7月の中旬。ほぼ2ヶ月ほど時間があるわけですが、もしかしたら多くの人が「ちょっと早くない?」と思うかもしれません。

ぼく自身、当初はもう少しギリギリまで勤める予定ではありましたが、早めることにした理由を簡単に書いておこうと思います。

まず1つが、もうすぐ辞めることがわかっているにもかかわらず、新しい案件やプロジェクトをこなすことに、単純に気持ちがのらなくなっている自分に気がついたからです。

昨年は、いずれ辞めるとわかっていても、まだ時期を決めていなかったのもあり、そんな気持ちにもなっていなかったのですが、具体的に辞める時期が決まると、自分の中で気持ちに変化が起きたというのが正直なところです。

ちょうど社内ではWork From Home(リモートワーク)からReturn to Workplace(オフィス勤務へ戻る)へのシフトのための議論やプロジェクトが立ち上がり、うちのチーム内でも試験的にオフィス勤務希望者を募り始めてもいました。

こうした未来の大きな変化の話をしている際に、人事としてこなさなければいけない業務は進めるも、いち個人としてはオフィスへ戻らないこともわかっているし、さらに辞めることもわかっている状態でこうした業務を進めることが苦痛になってきていました。

また、担当している部門で新しい案件が降りてきても、「どうせ自分はもうここにいないしな…」という、どうも自分ごととしてとらえられなくなってしまっていることに気づき、昔のように気持ちが全然のらなくなってしまっていました。もちろんそんなこと上司には話していませんが。

2つ目の理由が、カナダでの最後の夏をのんびり満喫したいと思ったことです。これが、カナダで過ごす最後の夏です。

引っ越しのための準備(物を売ったり、猫の渡航準備を進めたり…)をするためにまとまった時間をもちたいというのは当然ですが、やはりせっかく気持ちの良いカナダの夏を、バタバタとせず、のんびり楽しみたいと思いました。




辞表提出

ということで、ここからは辞表を提出してから退職するまでの流れを紹介したいと思います。まず、カナダでは2週間前に辞表(2 weeks notice)を出すのが一般的です。後任者を採用したり、引き継ぎの時間に使ったりします。ただ、ぼくは3週間前に辞表を出しました。

後任者を2週間で採用するのが現実的ではないということを理解しているのと、引き継いでもらう業務のスケールもなかなか大きいので…という日本人っぽい責任感を無駄に発揮してしまったのかもしれません(笑)

辞表を提出する当日は、ちょうど上司との毎週の1on1(面談)が予定されていたので、ここで上司にことを告げようと決めていました。話の流れをザッとまとめるとこんな感じ。

と、むしろ背中を後押ししてくれるリアクション!アイルランド移住について、自分よりもしろワクワクしている様子で、いい上司に恵まれたなぁと嬉しい気持ちになりました。

面談を終えたあと、正式に辞表を社内システムで申請し、あとメールでも上司あてに辞表のメールを送りました。メールの内容はざっくり退職の旨、最終勤務日、感謝の言葉、最後に会社のますますの繁栄を祈っています的な感じの締めでおわり。

退職までの3週間

上司は喜んでくれたものの、実際にこの事実を本当の意味で受け入れるには時間がかかったようで、チームメンバーへのアナウンスや後任の採用のための承認を申請するのも結果1週間後に。

その間、上司と1対1で話す際には、「寂しくなるよ、信じられない」や「Dogaは私の右腕的存在だったのに、これから誰にお願いすればいいのー(泣)」など、ありがたいコメントもたくさんもらい、この勤めた2年間での自分の働きぶりは間違っていなかったんだなと再確認するいい機会になりました。

ようやくチームや社内のほかの人へのアナウンスをしてもよいタイミングがきたので、すぐにそれらのコミュニケーションを進めていきました。特に、自分が担当していた本部の本部長や部長の人たちへの挨拶や、業務をすすめる上でお世話になった部署の担当者への挨拶など、結構細かく行いました。

当然、社交辞令も含まれていると思いますが、「いつも気に入っている人事マネージャーがことごとくいなくなってしまう…」など、どなたも皆とても嬉しい言葉をかけてくれました。

ぼくが退職するまでに後任を採用するのは間に合わないので、結果的に同僚がぼくの担当本部を暫定的にみてくれることに。そこから、業務の引き継ぎ文章を用意して、ミーティングでも細かく説明して、一応やれるだけの引き継ぎは行ったつもりです。

ここでもやっぱり、できだけ担当している本部に迷惑がかからないように…という真面目な日本人っぽさを発揮してしまい、かなり細かく行いました。あと、不安になり、引き継ぎに無駄にストレスを感じることも(笑)

退職日当日

そんなこんなで辞表提出から3週間がたち、最終日です。その日はほとんど仕事をしていません(笑)もう引き継ぎは終えているので、基本的には新しい案件がおりてきたら丸投げでOKです。

午後にはちょうどチームの定例ミーティングが入っていたので、そこで最後のお別れをしました。

もちろん、もう1年以上リモートワークなので、最後のお別れもオンラインミーティングで。オンラインのメッセージカード(色紙みたいなやつ)もいただき、最後は温かく送り出してくれました。

 

思い返すと、2年間という決して長くはない期間でしたが、カナダのコーポレート環境で働けていい経験になったなと思っています。カナダではスタートアップでも働きましたし、両方のカルチャーを経験することができ、もうカナダでのキャリアでやり残したことはないかなとも思っています。

「海外で働きたい、ほかの国の会社での働き方を学びたい」という、当初の若い想いも十分かないました。

さて、これからアイルランドへ向けていろいろ準備を進めていきます。移住もこれで2回目なので、これからが大変だということも理解しています。今後ブログの方向性やYouTubeの内容も少しずつ変わっていくかもしれませんが、引き続きよろしくおねがいします。まぁ今までもそんな感じでしたけどね。

 

Doga(@DogadogaTv

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