どうも、Doga(@DogadogaTv)です。
トロントに来て10ヶ月が過ぎたのですが、このタイミングで初めてトロント動物園に行ってきました。
トロントも最近いよいよ寒くなってきておりまして、「冬が来る前にぃぃぃ!」という想いで行ってまいりましたよ。
そもそも僕は数あるエンターテイメントの中でも動物園は大して好きな方ではありません。
入園してすぐはワクワクしているのですが、数種類動物を見ると「もういいかな…」と飽きてくるのです。
決して動物が嫌いということではないのですが、単純に檻に入った動物を見ること自体に飽きる。
ということで今回も「どうせただの動物園だろう」と舐めていた僕は、良い意味で期待を裏切られることになりました。
本日は、それくらいインパクトのあったトロント動物園についてのご紹介です!
なかなかの僻地(ヘキチ)にあるよ?
動物園なのである程度敷地を要します。とは言っても、たかが知れているはず。
「言うても、そんなに遠くはないでしょー」と舐めていたら…ホントに遠かった。
上の地図を見て頂ければわかる通り、トロント動物園は緑の荒野とブレンドしております。
もう一瞬サファリパークかと思うくらい。
トロントのダウンタウンからは車で30分程で行けるのですが、僕は今回地下鉄とバスを使って片道約1時間30分ほどかかってしまいました。
往復で3時間ほど!遠いよ。
行ったことないエリアに行くのはワクワクしましたけどね。
チケット高いよ?
次に値段。チケットはなんと大人料金$28!
東京の上野動物園の600円と比較すると(比較していいのかどうかは分からないが)この差は歴然。
冬の時期になると$23になるので、寒さに耐えられる人は冬に行くのもありかもしれませんね。
ちなみに僕は冬は避けたいかな…。
あと僕は日曜日の12:00頃に行ってチケット購入の列で30分ほど待ちました。
待つのが嫌な人はオンラインチケットを事前に購入しておくことをお勧めします!
さぁ動物見るぞー!あれ?なかなか見当たらない?
入園料も払ったし、「さぁ動物見るぞー!」と意気込んで園内マップを片手に歩いてみるのですが…
あれ、なかなか動物が見当たらない。
上野動物園ならすぐに動物がお出迎えだったはず。足を進めます。
「お!ツンドラコーナーってのがあるぞ!行ってみよう!」と行ってみるも…
テント。
まぁこれはこれで面白かったのですが、動物が見たい…生き物が見たい!
とキョロキョロしていると「お!なんかすごい大きな展示があるぞ!」
いよいよ動物様のお目見えだ!と近づいてみると…
バカでかいクジラの化石。生きてすらいない。
ちなみにここに到着するまでに園内をそこそこ歩いております。
もちろんもうしばらく歩くとようやく動物様が見られますのでご安心を。
ただ日本の動物園に慣れている人は最初「あれ?」と違和感を覚えることでしょう。
日本の動物園だと入園してすぐに何らかの動物がいますが、トロント動物園はなかなか焦らします。
自然の中でノビノビと暮らす動物(様)
と、ここまで散々不平を漏らしたものの、広大な園内を歩きながらポツポツと現れる動物たちを見ているとあることに気がつきます。
それは、トロント動物園が日本の一般的な動物園のように「動物を晒しものにしていない」ということです。
日本では動物が入った檻が連続して並べられており、「彼ら(動物)を見る我々(人間)」という構図が如実なのですが、トロント動物園では動物がかなり広々とした空間で暮らしています。
それはまるで放し飼いかのよう。
そのおかげか動物たちを見ていて、なんだか「我々が遠路はるばる動物の自然の生活を見に来ている」という感覚になるのです。
そう、彼らはまさに「動物様」で、僕たち人間がちょっとお邪魔させてもらっている、そんなイメージ。
なんなら私たちが彼らに見られている。
眼差し(まなざし)の構造が入れ替わるのです。
もちろん小さな柵に入れられた動物もいますが、日本のものと比べるとその量は圧倒的に少なく感じました。
そしてその時に改めてこれだけ広大に作られている動物園の構造の意味を理解したのです。
この動物園は、動物が自然の中でノビノビと暮らしているできる限り生に近い様子を演出しているのでしょう。
敷地が狭くて限りのある日本では到底できないことですが、この造りは広大な自然や大地に恵まれたカナダならではなのかもしれません。
一日自然に溢れる園内を歩きながら、適度なタイミングと適度な量の動物を見ることができたおかげか、僕は今回全く飽きることがありませんでした。
動物園というよりは「自然公園」と呼びたくなるくらいに周囲は緑で溢れていて、なんともリラックスできる一日となりました。
園内にはTim HortonsやSmoke’s Poutinerieなどの出店も並んでおりますので一日中過ごすことができますよ。
ちなみにこのSmoke’s Poutinerieの屋台の下に野生のアライグマが顔を出していました!(残念ながら写真には写っていないのですが…)
園内にはアライグマのブースも別で設けられてあるので余計におかしかったです。笑
興味のある人はぜひ冬が来る前にトロント動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか!
Doga