どうも、MacBook AirユーザーのDoga(@DogadogaTv)です。
先日、ライターをさせてもらっているメディア「Techable」さんでのレビュー用にとある製品をご提供いただいたので今回はそちらのレビューをしたいと思います。
それが、薄型ワイヤレスメカニカルキーボード「Taptek」です。「メカニカルキーボード」と聞くとなんだかゴッついイメージもっている人多いんじゃないでしょうか?ぼくもその一人でした。
しかし、このTaptekはモバイルでの利用も想定された超薄型のメカニカルキーボードで、少し使ってみてかなり感動したので、そのあたりを中心に皆さんに紹介していきたいと思います。ペチペチのバタフライキーボードに不満をもっている人なんかにもおすすめできそうです。
目次
Makuakeにて大成功を収めている「Taptek」
まず、ざっくりと本製品の背景からサクッとご紹介。

TaptekはVinpokという香港の会社が開発しているメカニカルキーボードで、Indiegogoにて総計2,938,818米ドル(約3億円)もの資金獲得に成功しています。
そして、先日本製品がようやくMakuakeにも登場し本記事執筆時点で2200万円(目標の7612%超え)を超える資金を獲得している、まさに大成功を収めているプロダクトです。
スペック
- スタイル:Ultra-thin Apple style mechanical keyboard
- サイズ:281mm x 117mm
- 重量:約540g
- カラバリ:Space Gray/White
- 傾斜:2度
- バッテリー:1800mAh
- 対応OS:Windows/macOS/iOS/Android
- 接続:Bluetooth(無線)/USB Type-C(有線)
Taptekの売りは、MacのUS配列(Windows配列版もあり)デザインのキーボードで、外出先での利用も想定して、メカニカルキーボードなのに薄く作られている点です。また、デザインもApple製品に寄せて作られているため、大変ミニマルで高級感のあるデザインに仕上がっています。
そもそも「メカニカルキーボード」とは?
知らない人のために軽く「メカニカルキーボード」がなんなのかも触れておきましょう。メカニカルキーボードは、キーの1つ1つに独立した機械構造を搭載したキーボードのことで、特殊なバネの跳ね返りにより、しっかりとした打鍵感と打鍵音を与えてくれるのが特徴です。
キーを押すと「カチカチカチ…」と「タイピングしてる」感が全力で表現できる、一部のプログラマーやライターに人気のキーボードですね。長時間使っていても疲れにくいなんてコメントもよく聞きます。
カチカチ音がうるさいと感じる人もいれば、あの独特の打鍵感が好きという人もいる、ちょっとユーザーを選ぶキーボードといえるかもしれません。
開封の儀
前置きはこのあたりにして、早速開けていきましょう。
スライドして外側のケースを外し、パカっと蓋をもちあげて開けます。中にはスポンジ土台でしっかりと守られたキーボード本体とUSB Type-C(反対側はUSB Type-A)ケーブル、取扱説明書のみです。
蓋の裏にもスポンジがついていて本体がしっかりと守られているのがわかります。
よかった点
うっとりとするビルドクオリティ
まず、本体を手にとった瞬間からその高いビルドクオリティが伝わってきました。本体重量は約540gで、厚みは一番薄い手前側が16mm、厚い奥側が19mmと、モバイル利用を想定して作られたコンパクトキーボードなのですが、もった瞬間ずっしりとポジティブな意味での重さ(中に詰まった感)が伝わってきます。
ぶっちゃけ、使う前からなんだか「お、これは一味違うぞ」と感じられました。それは、Apple製品を購入して手にもったときのあのファーストインプレッションにも限りなく近いかもしれません。
本体はアルミニウム素材でできており、MacやiPad(特にスペースグレイのモデル)と一緒に使うとかなりピッタリな見た目です。WindowsやAndroidでも使えるものの、公式に明記されているようにApple製品を利用するユーザーに寄せてデザインされている印象を覚えました。
キー表面はマットな仕上がりなので、指ざわりは快適ですが、ぼくが今回試したスペースグレーのモデルだと多少指先の油や汗の付着が目立ちます。
変ないい方ですが、安っぽさがまったくありません。Apple製品好きの人ならドンピシャでハマる高いハードウェアクオリティであることは間違いないでしょう。
デバイス間の切り替えがスムーズ
Taptekは3台までのデバイスに接続をすることができ、一度つながれば「fn」+「Q、W、E(3台をそれぞれ割り当て)」のショートカットでデバイス間をサクッと切り替えることが可能。
たとえば、自宅ではMacBookやiMacと繋いでいて、外出先ではiPad Proとつなぐなんて行程も難なくこなせるわけです。
もちろん、開封から接続までの流れもとにかくスムーズで、ありがちなBluetooth接続で困惑するということも一切ありませんでした。このあたりのシームレスさもApple製品好きならわかる心地よさかと。
19種類のエフェクトもクール
一番右上端の角にあるキーを押すと、RGBバックライトのエフェクトを19種類も切り替えることが可能。おそらくゲーミングキーボードとか使ってる人ならどってことないんでしょうが、初めてこういったキーボードを使うぼくからするとなかなか感動しました。
しかもこれだけ薄くてもちはこびできるキーボードなのに、こんなにギラギラ光るんですよ?笑 スタバでこのキーボード使っている人いたら絶対目立つでしょう。
エフェクトは1つ1つ紹介はできませんが、単色だけでなくレインボーカラーもありますし、反応の仕方もさまざま用意されてます。
エフェクトの速度や彩度も微調整が可能なので、自分にピッタリの輝き方を見つけられるはず。このあたりの柔軟さも個人的にいいなと思いましたね。
おしかった点
右手側の「shift」キーが小さい
ぼくの使い慣れているMacのUS配列キーボードだと、左右の「shift」キーが大きめに作られています。右手で「shift」キーを長押しながら十字キーで範囲指定することの多いぼくからすると、「shift」キーが小さいのはかなりつかいずらいなと感じました。
左側の「shift」キーは大きいので、ショートカットの使い方を変えればいい話なんですが、なかなかそれもストレスです。
キーボードの傾斜を変えられない
できれば背面に角度調整用の折りたたみスタンドがついていればよかったんですが、それがないのが痛い…。超薄型といっても、メカニカルキーボードなのでそれなりに厚さはあります。
するとどうしてもタイピングをする際の角度が重要になってきます。これには個人差があると思いますが、ぼくはもう少し角度が欲しいなと感じました。
気になる打鍵感はどう?
打鍵感の良し悪しに関しては個人差が左右するところがありますので、あえてわけて触れておこうと思います。
キーに触れた瞬間は少し軽めで、しっかりと入力するにはさらにその先まで押し込む必要があります。青軸パーツを使っているので、この押下圧は高く設定されており、だからこそ打った時の打鍵音は強めです。
ただ、打鍵音が強いといっても「ガタガタガタ」という目立った音ではなく、個人的には比較的静かな方だなという印象を覚えました。「パチパチパチ」っていう上品な感じ。んー、伝わるかな。
角度さえあえば比較的に軽快にタイピングすることができましたよ。
まとめ
Taptekの使用感をまとめると以下です。
よかった点
- うっとりするビルドクオリティ
- デバイス間の切り替えがスムーズ
- 19種類のエフェクトもクール
おしかった点
- 右手側の「shift」キーが小さい
- キーボードの傾斜を変えられない
そのほかUSB Type-C対応なのとか、有線でも使えるのとか、(当然ながら)Macのショートカットキーがそのまま使えるのとか気に入った点はありますが、ざっとまとめると使用感はこんな感じです。
Makuakeでのキャンペーンは2019年4月29日まで続いており、今なら1台1万4300円から支援が可能です。特にVinpokさんの回しものではありませんが、気になっている人はぜひいかがでしょうか?
Appleデザイン好きの人ならきっと満足できるプロダクトなはずです!
Image:Taptek/Makuake
Source:Taptek/Makuake
Doga(@DogadogaTv)