どうも、ガジェット大好きDoga(@DogadogaTv)です。
以前記事にしたとおり、ぼくはFossilのスマートウォッチFossil Q Venture HR(Gen 4)を使っていました。デザインも素敵で、満足して使っていたのですが…
【悲報】去年9月に買って愛用してたFossilのVenture Q HRが壊れました。背面の無線チャージャーに接触する金具の輪が外れ、充電できなくなってしまいました。ギリギリ1年経ってなかったから無料で交換できたけど、全額分BestBuyで使えるポイント還元を選びました。なんだかFossilとは相性悪い…。 pic.twitter.com/811YmzljDi
— Doga (@DogadogaTv) July 20, 2019
そう、壊れてしまいました。
Fossilのスマートウォッチには過去にも苦い経験があり、今回は製品交換ではなく、BestBuyのポイント還元という形で対応しました。妙にFossilとの相性がよくないみたい。
ということで、今回改めてそのポイントを使って購入してみたのが、ずっと気になっていたSamsungの「Galaxy Watch Active」(初代)。
すでにGalaxy Watch Active 2は発売されていますが、あえて初代Activeの方をレビューをしておこうと思います。
【基本スペック】
- プロセッサ:Dual-core Exynos 9110 1.15 GHz
- RAM:750MB
- ストレージ:4GB
- OS:Tizen OS
- バッテリー:230mAh
- ディスプレイ:1.1-inch OLED (360 x 360)
- ケースサイズ:40mm
- センサー類:加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、心拍センサー
- 防塵/防水:5ATM+IP68
- そのほか:NFC(Samsung Pay)、GPS搭載、睡眠トラッカー、自動ランニング認識機能など
目次
よかった点
シンプルでミニマルなデザイン
これが購入の一番の決め手。Active(スポーツ向け)のモデルにもかかわらず、じつはなかなか高級感があります。特に、ぼくの購入したシルバーモデルはステンレススチールでできているため、Fossil Venture Q HRと似たような雰囲気を醸し出しています。
ボタンはサイドに2つ。Active 2や過去のGalaxy Watchとはちがい、ベゼルを回して操作するUIは搭載されていませんし、その割にただベゼルが分厚くて気になりますが、総じて全体的にはキレイに収まった外観デザインだと思います。
40mmというケースサイズで、細腕のぼくにはピッタリ。
購入時に付いてきたスポーツバンドも装着感がよく、これは安いサードパーティ製のシリコンバンドとは異なり、Apple Watchの純正のそれにかなり近い素材だと感じました。この無駄なく、ミニマルな外観デザインは個人的にドンピシャでした。
バッテリーのもちもGOOD
次に、気になる人は気になるバッテリー。結論からいうと、ぼくの使い方ではかなりもつほうだなと感じました。
常時オンモード(アンビエントモード)をオンにしている状態とオフにしている状態での違いは以下です。
常時オンモード:午前7時〜午後7時 電池残量50〜60%程度
常時オンモードなし:午前7時〜午後7時 電池残量60〜70%程度
ただし、メインで使っていた機能は、ほぼ通知の確認のみくらい(背景は後述します)。
仕事から帰ってきて、外して充電して、寝る前に装着して、そのまま着けたまま次の日の朝出勤なんていう使い方をしても全然充電はもちます。なので、バッテリーもちはなかなかよい印象です。
常時オンモードなしだと、1日半くらは平気でもつんじゃないでしょうか。
Tizen OSの挙動速度はWearOSを凌ぐ印象
ぼくは今までMoto 360、Fossil Explorist、Venture Q HRと、ずっとWearOSのスマートウォッチを使ってきました。今回初めてTizen OSを使ってみて一番驚いたのが、その快適な挙動速度です。
WearOSは、最近確かにだいぶ改善したとはいえ、操作していると動きがカクついたり、ページ切り替えの速度が遅かったりと、まだまだApple Watchの操作感に及ばないと思っています。しかし、Galaxy Watch Activeはこの挙動がApple Watchと同じくらいヌルヌルです。
ページ切り替えや読み込みの時間はすごく短く、使っていてイライラすることもありません。なんだかハードとソフトの連携がうまく仕上がっている印象を覚えました。
おしかった点
心拍センサーの精度が怪しい(Activeなのに…)
これは致命的だと思ったのですが、スポーツ向けのモデルなのに、心拍センサーの精度がすごく怪しいという点。Fossil Venture Q HRでも同じ違和感を覚えましたが、個人的にはそれより悪いと感じます。
何もせずに座っていると、ほんとにずっと40bpmを停滞していることなんてざらです。過去Apple Watchや他のスマートウォッチを使っていた経験上この数値には違和感を覚えざるを得ませんでした。
使えるアプリがほとんどない
あと、これはSamsungのスマートウォッチ全体に関わってきますが、とにかく使えるアプリがほとんどありません。なんなら増える気配もいまいちありません。
たとえばSpotifyやOutlookの純正アプリはありますが、なんだかそれ以外ほかに魅力的なアプリがまったくないんです。こう感じているのはぼくだけじゃないんじゃないでしょうか。
Galaxy Storeをいくら堀探ってみても、ぜんぜん使えそうな(魅力的な)ツールアプリが見つかりません。なんだか、文字盤アプリ以外そんなに増えている印象もないですし。この点はWearOSのほうがだいぶ上だと感じました。
ぼくが通知確認のためにしかGalaxy Watch Activeを使っていないのはこれが理由です。
まとめ
ということで、まとめると以下です。
よかった点
- シンプルでミニマルなデザイン
- バッテリーのもちもGOOD
- Tizen OSの挙動速度はWearOSを凌ぐ印象
おしかった点
- 心拍センサーの精度が怪しい
- 使えるアプリがほとんどない
今回触れてはいませんが、メッセージへの返信や、Samsung Pay、音楽データを取り込みオフラインでオーディオコンテンツを楽しめるなど、スマートウォッチとしては当たり前になりつつあるこれらの機能はしっかりと使えます。
そういう意味ではなかなかオールラウンダーなデバイスだと思います。アプリと心拍センサーの部分だけ気にしなければ、完成度はかなり高く、美しいスマートウォッチだと感じました。
今ならGalaxy Watch Active 2より安く買えるので、あえてこちらを選んでみるというのもアリかもしれませんよ。ただ、まだまだApple Watchに匹敵するようなスマートウォッチがなかなかでてきませんね…。
Doga(@DogadogaTv)